僕らの時間〈4〉
「俺の力ずくでやれば、たかちゃん無理なんわかっとる」

両手首を掴んで高原を見下ろした。

高原とキスしようと顔を近づけたら…

「ぐふぅ…!」

喧嘩馴れの高原の頭突きをかまされていた。

「たか…ちゃん、ひどい…」

「あかん言うとるやろが!」

高原不足で明日、持たへん。
抱いて寝るぐらいは、高原だって許してくれるはず。







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