ご主人様の魔法
*嫉妬~陸Side~*
蘭が出掛けてから俺はお袋に呼ばれた。
まぁ、呼ばれた理由はわかるけど。
お袋の部屋に入ると蘭の両親がいた。
三人で楽しく話していた。
もし蘭がいたら、大変な事になるぞ?
「あっ、陸。来たのね。早く座りなさい。」
お袋が俺に気づいて言った。
それと同時に蘭の両親も振り返った。
「あら、陸くん久しぶり。」
そう言って笑うおばさん。
どことなく蘭に似ている。
「どうも。お久しぶりです。」
「陸くんも大きくなったなぁ。」
「はい。」