ご主人様の魔法
*美野里Side*
蘭と会うため待ち合わせの公園まで向かっていると、電信柱の下に座っている男の人がいた。
まさか変質者!?
用心深く近づいてみると、その人は頭から血が出ていた。
「だっ、大丈夫ですか!?」
急いで駆け寄って声をかけた。
その人は顔を上げた。
目が合うとその人は苦笑いした。
ドキドキ……。
あれ??
ドキドキドキドキ……。
あれぇ~??
どうしちゃったの??
あたし……。