ご主人様の魔法
「まぁ、蘭と矢名様が付き合うなんてないと思うけど。」
「当たり前じゃん!!!あんな変態野郎なんて、こっちからお断りです!!!」
あたしは美野里にきっぱりと言った。
でも、まさか矢名くんがお坊ちゃまだったとは。
あの性格からして想像しにくい……。
あの後からも、美野里の興奮した話は終わらず永遠に話を聞いていた。
そして、あっという間に放課後。
忘れていた居残り………。
「最悪だぁ……。」
「まぁ、頑張って!!」