ご主人様の魔法
*陸Side*
あの後、俺と蘭は口論しながら歩いていた。
すると、いつの間にか昔よく来ていた公園に着いた。
やっぱり懐かしいなぁ。
隣を見ると、蘭は難しい顔をしていた。
「どうしたんだよ?眉間にシワよせて。」
「えっ??」
何か悩みでもあるのか?
すると、蘭は言った。
「昔…、あたし達どころかで会った事ある?」
えっ………??
その言葉を聞いて、少し寂しい気がした。
今、話すしかないな。
俺は公園のベンチまで歩いて行った。
蘭も後ろから付いてくる。