ご主人様の魔法

「で、問題が一つ。」

そう言って留依くんはポケットから遊園地のチケットを出した。

「このチケット、ホテルと食事付なんだ」

「????」

「だから、泊まりがけって事♪」

「え~~~っ!!!!!」

思わず大きな声が出てしまった。

「シーッ!!!」

二人に注意されて、あたしは椅子に座り直した。

「泊まりがけなの??」

「絶対、楽しいって♪」

「いや、それはわかってるけど……、」

絶対、あたしの予想が当たってるような……。

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