ご主人様の魔法

*絶対命令*





「ただいま~。」


――シ~ン………


あれ?


いつもなら、お母さんが玄関まで来てくれるのに。


変だな?


リビングのドアを開けると、そこには珍しくお父さんがいた。


もちろんお母さんも。


黙ってテーブルに座っている。


「ただいま。ってどうしたの?」

「蘭……。おかえりなさい。そこに座って。」

「うん。」



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