ご主人様の魔法

「やっぱり、こっちに居るべきだった。」

そう言って、忍くんが抱きしめてきた。

「し、忍くん!?どうしたの??」

何が何だかわからない。

あたしの思考回路はぐちゃぐちゃだった。

「蘭を、あいつと二人にさせるんじゃなかった。」

何言ってるの??

「忍くん?」

「ごめんな。」

「なんで謝るの??」

「本当にごめん。」

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