ご主人様の魔法

忍くんが離れた。

「ちょっと話せるか?」

「うん。」

あたしと忍はいつもの公園に来た。

忍くんもあたしと幼なじみだから、この公園を知っている。

もしかして、陸とも幼なじみなの??

公園のベンチに座る。

「最初に、あいつに何言われた?」

――ズキッ

思い出すだけで、涙が出てくる。

でも、誰かに話したら楽になるかもしれない。

あたしは、勇気をだして話始めた。

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