ご主人様の魔法

そういえば、

毎年くる誕生日カード。

だから、忍くんの事覚えてたんだ。

「ありがとう。」

「当然だろ?許婚なんだから。」

――ズキッ

あたし……、

このまま、忍くんと結婚するのかな??

でも、あたしはまだ……。

「蘭。」

忍くんがあたしを優しく包みこんだ。

忍くんの温もりが伝わってくる。

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