ご主人様の魔法

「忍くんっ!!!」

「えっ?何っ??」

あたしはツカツカと忍くんの前まで来た。

「なんで…、病気の事黙ってたの!?」

「あぁ~……。」

「そんな大事なこと黙ってるなんて……。ひどいよ。」

「蘭?お父さん達からの手紙、最後まで読んだ?」

「へっ?」

「やっぱり…。読んでないだろ。」

あたしは急いで部屋から手紙を持ってきた。

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