ご主人様の魔法



最後のほうは陸の声が小さくて聞こえなかった。


「なんて言ったの?」


そう聞き返したら、いきなり腕を引っ張られた。


――グイッ

「キャッ!!」

――バタン


「えっ???」


あたしはバスルームの中にいた。


「最後の言葉聞きたい?」


怪しい笑みをしながら近寄ってきた。


「き、聞きたくない!!!」

「いや、教えてやるよ。」



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