ご主人様の魔法
その後もいろいろお姉さんと話した。
陸は相変わらず拗ねていたけど。
でも、あたしはある事に気が付いた。
美野里との約束……。
「あーーっ!」
あたしはその場で叫んだ。
「どうしたのっ!?」
お姉さんが驚いた様子だった。
「あたし、友達と会う約束してたの忘れてて!」
「それなら早く準備しなきゃね!!!ほら、陸行くわよ。」
「はいはい…。」
陸とお姉さんが出て行った後、あたしは猛スピードでシャワーを浴びた。