ご主人様の魔法
「まさか!?ホントなのっ??」
あぁ………。
やっぱり親友って凄い……。
「あれは事故だよ……。」
あたしはカップを両手で持ちながら言った。
「よかったじゃない!やるじゃん、蘭♪」
「よくないっ!!!」
「なんで?学校中の女子が付き合いたいって思われてる人とキスしたんだよ??」
「別にキス関係ないじゃん…。」
そんなあたしの話を聞かずに美野里は勝手にしゃべりだす。
「楽しくなりそうね♪で、どうだった?王子様とのキスは??」