ご主人様の魔法



美野里はニヤニヤしながら言ってきた。


なに……?


その笑みは?


「覚えてない………。」


そんな事、恥ずかしくて言えないよ!!!


「蘭にとってはファーストキスだったんだから、覚えてないはずない!」


美野里はズバリ言いきった。


――ドキッ


恐るべし………。


「いきなりだったんだよ……。ファーストキスなのに……。」

「ショックだったの?」



< 90 / 331 >

この作品をシェア

pagetop