ご主人様の魔法



陸との距離が寂しい…。


素直に横に行きたいけど、行けない…。


「待ってたんだよ。」

「えっ?」


陸が突然振り返り、言った。


待ってた……??


本当に??


本当に期待しちゃうよ…?


それから、ただ見つめ合う二人。


そんなに見られたら顔が赤くなっちゃうよ。


「なんてな。」


そういってあたしのおでこを指で突いてきた。


嘘……?


「そっか…。」



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