ご主人様の魔法
第2章
*彼女*
ふと目が覚めた。
いつの間にか眠っていたみたい。
部屋は真っ暗だった。
あたしは目を擦りながら体を起こした。
すると左手に何か感触があった。
部屋が暗いせいで何も見えない。
左手にあるのは暖かくて、なんだか安心できた。
目が暗闇に慣れはじめた。
目をこらすと誰かの手が、あたしの手を握っていた。
えっ……??
まさか……。
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*彼女*