ずっと、見ていたい
最初の出会いは。
「おーいっ、ナツ!!」
バシッと綺麗な音が聞こえて
俺の後頭部がヒリヒリ痛む。
『痛ぇよ、健二。』
「はは、悪いなー」
絶対悪いなんて思ってねえよ。コイツ。
とか思いながらも
1番ムカついたのは俺の楽しい眺めタイムがコイツ、健二に邪魔されたことだ。
『健二。毎回言うけどよ、俺の楽しみの時間邪魔すんじゃねーよ』
「おいおい、まだやってんのかよー。
ナツ、ストーカーみたいな事やめろよー」
多少引き攣り気味の顔を俺に向けながら話すコイツに腹が立つ。