time-is-money.



読んでびっくり。
だってきぃに手紙を送ったのはイタズラなんかではもちろんなくて、正真正銘本物の。


「「サンタクロース様!!!!」」



何でも出来るトナカイソルトは字も読めるから、一緒に読んでいたのだけど。

まさかこんなサプライズって...。



サンタクロース様は
少しお茶目な一面があるみたい。



「きぃは、じゃあずっとこの子のこと..。」




「見えてたよ。
まさかあの置物が動くとは、想像もしてなかったけど。」


きっとこの前会った時も見えていたから言いたくてウズウズしていたんだな。
心なしかきぃの顔が
スッキリした顔になっていたから。


「ソルト。」


「ななななななんだ???」


...ソルトの方は、
まだきぃが見えていることが
信じられないみたいだけど。



「本当に、ありがとう。
あの手紙がきた時は信じられなかったけど。」


本当に幸せを運んできてくれたね。
と私の大好きな手が
私の愛しいナイトの頭を撫でた。


警戒心むき出しだった
ソルトも徐々に気持ちよさそうにしてきて、私はとっても満たされる思いだった。


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