time-is-money.




「てぶく...ろ。」



「そう。」


そしてもう一つ手袋を出す。
それをきぃに渡して



「三人でお揃いだよ。」


きぃと同じ考えに
きぃが箱を出した瞬間から
これ以上無いくらい胸が熱くなっていた。




「本当に、ありがとう。
2人とも大好きだ。
本当に、本当に本当-------に
大好きなんだ。」



「特に小夜は特別だ。
これは置き土産だ。
許せよ、きぃ。」


そう言ったかと思うと
ソルトは私のほっぺに
キスをして、窓の外へと
消えていった。



「.....あいつ。
何てことするんだ。」


そういいながらも、
きぃの顔は笑顔だった。




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