time-is-money.
いつの間にか眠っていて。
起きるともうお昼近かった。
床に座ってベットに頭を預けるようにして寝ていたから首が痛い。
今日は学校が私は無い。
だから夜からのバイトだけ。
前からこんな日が何日も
あったけれど。
でも会えないならせめて
見たくて。
私は学校に行っていた。
選択授業の美術課題をやるという言い訳や、時には大して好きじゃない本を読むために図書室へ行ったりした。
図書室からはきぃのいる教室が見えたりしたから。
でも今は...見たらそれだけじゃ足りなくなる。
本当はいつも見るだけじゃ嫌だった。
それでも満たされていたのは、会える日があると信じられたから。
今の私にはそれが...無いんだ。
きぃ、きぃ、きぃ。
心の中で呼んでも
きぃは近くに感じることは無かった。