ご主人様との秘め事
〇秘め事
神崎が近距離でそう囁く。
「なんで………アタシの名前……」
神崎がなんであたしの名前を知っているのか謎だった。
今まで一回も関わったことないのに。
「お前のこと好きな男子が連呼してた。」
「あたしのことが!?」
絶対そんなのウソ!!
今まで噂でも聞いたことないもん!
「そんなの嘘に決まってる!このあたしのことを!?超趣味悪いじゃん!」
「じゃぁ俺、趣味悪いのかなぁ?」
神崎が首を傾げてあたしと目線を合わせた。