ご主人様との秘め事
〇初めての××!!
「うるせぇよ、黙れ」
有無を言わせない、その瞳。
もっとたくさん文句言ってやろうと思ったのに、何にも言えなくなっちゃったじゃん!!
「五箇条その5、これで最後だからな。」
また始まったよ、意味のわかんない決まり……
「なぁに?早く言いなさいよ!もったいぶらないで!」
急に言い出すかと思えば、静かになったり、ほんっと意味不明なんだから!
「………俺のことは、ご主人様、もしくは、斗真様とよぶこと」
神崎って…………
正真正銘の俺様キャラなんだね……
そんなの、恋愛小説の中だけだと思ってたよぉ。
「そんなの絶対言わないんだからっ!!バッカみたい!」
きっとあたしの顔は、リンゴみたいに真っ赤で、タコみたいな口をしてると思う。
「じゃあ言わせるまでだな。」
神崎はそう呟き、またあたしを押し倒した。