Rainy Days


『匡人のバカ!!』


凪は口元を手の甲で押さえながら真っ赤になって叫んだ


「うっせなー」


ベッドの上以外でも可愛げとやらを見せて欲しい


『どうやっても苦いものは苦いの!!』


「あっ…あんだけ感じてたくせに覚えてるんだ…」


俺がニヤッと笑うと凪は悔しそうに押し黙った


『そ…それは…』


弁解しようとするなんて早いんだよ


「お前は大人しく俺に反応してればいい」


何も考えず…な…


耳元でそう言うと凪の顔が更に赤くなった


「戻るぜ」


凪は今度こそ大人しくついてきた―…


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