Rainy Days
Two
「おい、そこのバカップル」
『『へっ?』』
「俺の前でいちゃつくのはヤメロ」
2人はお互いの顔を見合わせた
『俺達がいついちゃついてたんだよ?』
あっダメだ
無自覚か…
「とりあえず暑苦しいから離れて座れ」
そう言うと愁は渋々脚の間に挟んでいた美弦ちゃんを解放した
「っつーかなんで家に…俺の部屋にいるんだよ?」
主の俺よりくつろぎやがって
『俺の家のクーラーが故障してさ―。外に遊びに行くにしてもこの暑さだろ?』
へえ―。それはそれは。
『匡人の家に行けば大原もいるだろうし、面白いかと思って』
「俺の家をなんだと思ってんだよ…」
俺の家はカフェじゃねえぞ!!