Rainy Days
『本当か?お前が家に女を上げるなんて初めてだろ?』
「…しつこいぞ、クソ親父」
『…ック…キレんなよ』
肩を揺らしてクツクツと笑う親父に俺もブスッとなる
「こんな話しかしねーなら帰るぞ」
『まあまあ、匡人も東城さんも落ち着いて』
紘一さんが宥める
『大原ちゃんの話なら後で匡人の代わりにしますから』
問題解決になってねーよ…
一枚も二枚も上手な2人に囲まれると俺もまだまだなって実感する
「ほどほどにしといて下さい…」
あとで凪にキレられるのは俺なんだから
そんなささやかな望みも虚しく、紘一さんの大原トークは白熱していった