Rainy Days
『…ん…ふっ…』
膝の上に小夏をのせる
キスを繰り返しながら目を閉じる
何も考えるな…っ…!!
頭を真っ白にしろっ!!
こいつを凪だと思えばいい
暗闇の中で想像する
顎から喉、鎖骨のラインに舌を滑らせる
あいつはいつもそれだけで敏感に反応する
指先は焦らすように少しずつスカートの中に入れる
意地悪って言いたげな拗ねた顔が好きだった
鼻にかかったような声は甘みを含んでいる
男に負けないくらい口が達者なあいつの唯一の可愛げ
出来るだけ鮮明に思い出す
仕草も香りも
あいつがあいつであるための要素を