Rainy Days


カタンッ!!











『あっ…ごめっ…』


その声に反応するように俺達は扉を見た


あの日、俺が無茶苦茶に切った髪は綺麗に整えられていた


凪の顔はひどく青ざめていて、今まで俺達がしていたことを見ていたのは一目瞭然だった


「邪魔するな」


俺がそう言うと床にピタリと張り付いていた足がようやく動く


凪はサッと踵を返すと廊下を走り去っていった



クソッ!!


「消えろ」


しな垂れかかってきた小夏の動きが止まった


「やる気がうせた」


唇をかみ締める


「消えろ」


俺には他の女に逃げるっていう選択肢すら許されないってことかよ…



神様


俺はあんたを恨むよ


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