Rainy Days
「雨…か…」
窓枠に肘をおいて頬杖をつく
窓ガラスは白く曇っていた
指で水滴を拭ってみた
冷たい
凪は…
温かかった
どうしてあいつなんだろう…?
何度も何度も繰り返してきた問い
意地っ張りで、素直じゃなくて、可愛げの欠片もない
ような女を
どうしてこんなにも求めてしまうのだろうか…?
こうしている間もあいつに触れたくてたまらない
触れて、肌を重ねて確かめたい
早く…確かめたい