Rainy Days
『…んっ…あっ…』
凪の体温は気持ちがよかった
「っ…愛してる…」
柄にもなくそんなことを囁くと凪が嬉しそうに首に腕をまわす
なんだよ
簡単じゃないか
バカバカしいと思っていた愛の言葉だっていくらだって吐ける
「…もっと欲しいか…?」
『あ…っ欲し…いっ…』
いくらだってくれてやるからそんなに物欲しそうな顔するな
「…愛してる…」
俺は凪の体を愛撫していった
気が遠くなりそうなくらい体を重ねて
バカみたいに愛してるを繰り返した
許しを請う代わりに―…