メカニカルガール
異変
翌朝。


エドワードが目覚めると、あれほどうなされていた事が嘘のように、熱は下がっていた。


ゆっくりとベッドから起き上がり、気だるそうに長めの前髪をかきあげ、カーテンを開けた。


エドワードのキャラメル色の髪の毛を、朝の太陽がきれいに透かす。


「…ん?薬を取りに行ってくれたのか」


枕元の小さな消灯台には、白い錠剤が入った小瓶が置かれていた。


「んんっ…」


大きく伸びをし二階にある寝室から、一階のリビングへ降りて行く。


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