メカニカルガール
エドワードの笑顔を見たら、ドクドクとアルテミスの胸部が熱を持ち始めたのだった。


エドワードが髪に触れる度、うすい唇から漏れる吐息を感じる度、アルテミスの中で忙しく電子記号が騒ぎだした。


その原因が何なのか。


アルテミスには解らない。


「はい。きれいになったよ」


髪の毛をとかし終え、ブラシが鏡台に置かれても、アルテミスは動く事が出来ずにいた。


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