メカニカルガール
酒場からは賑やかな人々の声が聞こえてくる。


「もう、すぐだっ!もうすぐ…着くからな?」


額に汗を滲ませながらも、エドワードは笑顔を絶やさなかった。


「エド…わたしを…置いていって…ドクターローレンスの…ところで…台車を借りれば…いい」


「バカッ!!お前を、台車になんか乗せるか!!もう二度と…そんな事、言うなよっ」


「だけど…エド…」


< 72 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop