メカニカルガール
ルーシーと呼ばれたのは、白衣を来た赤毛の少女。


耳がほんの少し隠れる長さの短髪だか、グラマラスな容姿のお陰で、遠目から見ても少年に間違われる事はなかった。


ルーシーは、金属で出来た備え付けの大きな引き出しを開け、迷う事なく沢山ある回路から507ZYGを取り出して、薄いゴム手袋をはめたローレンスの掌に乗せた。


ローレンスが焼き切れた回路を取り出そうと手を伸ばすと、アルテミスの身体がガクンッガクンッと大きく痙攣しだした。


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