義弟は甘々束縛彼氏
Side-R


暗い中咲が1人で買い物なんて行かせれる訳なくて、何故か着いて来てしまった。


でも、2人で出かけるのなんて何年振りだろう。


そのせいか咲はさっきから嬉しそうだ。


「今日は何食べたい?」


なんて、俺を殺すかのような台詞。


可愛すぎてしょうがない。


これはきっとベタ惚れってやつ。


「…肉じゃが」


「わかった!」


平然を装ってみるけど、俺の食べたい物を聞いて、その材料を買う姿がほんとに愛おしい。


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