あたしの俺様執事様。
奇跡は突然に
あたしは一人で
いつもなら横に海斗が
いるのにー…
なんて思いながら
ふらふらと寮にもどった。
部屋には海斗がいた。
いつもなら「おかえり」って
言ってくれるのに
ソファに座ったまま
置物みたいに動かない。
「海斗?どうしたの?」
あたしがそう問い掛けると
海斗はゆっくりとあたしの
顔を見上げた。
「すず…俺信じられねぇ。」
「えっ?」
~♪♪♪♪♪
あたしの電話がなる。
「もしもし?望?」
『すずっ。ウウ…。亮太が…。』
「亮太くんがどうしたの?」
『ウウーッ。しゃっしゃべれないーっ。』
なんだか大変みたいだ。