あたしの俺様執事様。
奇跡は突然に



あたしは一人で

いつもなら横に海斗が
いるのにー…

なんて思いながら
ふらふらと寮にもどった。

部屋には海斗がいた。
いつもなら「おかえり」って
言ってくれるのに
ソファに座ったまま
置物みたいに動かない。



「海斗?どうしたの?」



あたしがそう問い掛けると
海斗はゆっくりとあたしの
顔を見上げた。



「すず…俺信じられねぇ。」


「えっ?」


~♪♪♪♪♪


あたしの電話がなる。


「もしもし?望?」


『すずっ。ウウ…。亮太が…。』

「亮太くんがどうしたの?」


『ウウーッ。しゃっしゃべれないーっ。』


なんだか大変みたいだ。




< 119 / 180 >

この作品をシェア

pagetop