あたしの俺様執事様。
こうして昼休みが終わり
午後の授業が終わると
放課後になった。
海斗はまた執事会だから…
あたしは校内をうろちょろ
歩きまわっていた。
海斗が終わるまであと
30分もある、
それにしても12月の
廊下はやっぱり寒い…
こごえそうだよーっ!!
そう思ってあたしは
教室にもどろうと階段を
おりていた。
「…んっ、んぁっ…」
なっなにやつ!?
あたしの耳に入ってくる
のはあまーい声。
階段でなにやってんだ…
それも支配人に見つかったら
やばいんじゃないの!?
そう思ってるだけで
スルーしとけばいいのに。
あたしはその声の主が
無償に気になったから
階段をおりていった。
(変態って思わないでね?)
一段一段、階段を
おりていくたびに確かに
聞こえてくる甘い声。
しのびあしで進んで
そこへ着くと、
あたしはソローっとその人
たちをのぞいた。
「…っ!?」