あたしの俺様執事様。
「そんなのありえない。あたしには海斗しかいない…ひゃあっ」
あたしの耳を舌先で
ペロッとナメる。
海斗以外に触れられると
鳥肌がたつ。
気分が悪くなる。
でもこいつはあたしの
体中に容赦なく
優しく触れてくるの。
「やめて下さい…叫びますよ?」
「このまま、この先までヤるか?俺、腕には自信あるぜ…」
「やだやだやだっ!ぜーったい嫌だもんっ…」
あたしは手足をバタバタと
させて精一杯の抵抗をする
そして足が見事に
相手に直撃し、ベットから
転げ落ちてしまった。
さすがにやりすぎたかも
「ごっごめんなさいっ」
「いってー…この、かいりき女!俺様が怪我したらどーする気だ?」
睨みつける夢花拓海。
…睨みつけたいのは
あたしのほうだっつー、
あんたが変なことしてくる
からけっとばしたのに…
ほんとに意味のわからない
悪魔だ。