あたしの俺様執事様。
放課後になっても、
執事会に行ってから
戻ってこない支配人。
もお…知らない。
ってゆうか逆にいないほうが
あたしにとっては
好都合だもんねーだ…。
あたしは学園をでて
寮へと歩き出す。
はあ…すごく寒い。
いつもは隣にいるから…
一人だとこんなに寂しくて
寒いんだね。
海斗…あたしはいつのまに
海斗がいないと駄目に
なってしまったんだろう。
恋の力ってすごい。
学園の岸と寮の岸を
つなぐ大きな橋。
あたしと海斗はいつも
ここで手を繋ぎはじめる。
今日は…いないから。
「はあ…なんか寂しいな。」