あたしの俺様執事様。
そんなことを思いながら
歩いていると、
前に男女二人組みが
見えた。
あ…海斗とかんなさんだ。
悪い気持ちはあったけど
すこし後ろから
後をつけてみる。
「ねえー海斗?あたしの執事にならない?相楽最近冷たいのよお~」
相楽って…
確かダンスパーティーで
かんなさんのパートナー
だった執事さんだ。
「誰がお前なんかの執事になるか。」
冷たく言い放つ海斗、
その調子っ…
あたしの中の悪魔が
冷たく接する海斗を
応援している。
あたし…最低なのかな?
「…ムカつく。」
「勝手にムカついてろ…っ!?」
「ひゃっ…!!!!?」