あたしの俺様執事様。




表情が読み取れない。
海斗…?


いや違う。
この人…海斗じゃない…


あたしは必死に抵抗する。
そして見えた顔。


それは…


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「きゃあっ…やめて!!」



夢花拓海。こいつだった。



「声出すな。」



小さな布のような
ものを口にいれられ
声が出せなくなる。


夢花拓海はあたしの
髪の毛をかきあげ
耳元でつぶやく。


「お前はもうおわりだ…。今、立花を呼んである。こんなとこ見たらどう思うだろーなあ…?」







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