あたしの俺様執事様。




―三日目後。




あたしは熱が下がり、
学園に行くと今日も朝から
集会があった。

支配人からの話しらしい。

体育館に行くと壇上には
すでに夢花拓海がいた。





「みんなに話しがある。俺は恋愛禁止ってゆうたけど、やっぱ取り消しにする。」






あたしにとっても、
そして学園全員にとっても、
あまりに以外すぎる発言に
ざわめきがやまない。





「俺も恋してみたくなったんや…。まあ、今日はそれだけや、あ…あと…。」



夢花拓海はなにかを
探すようにキョロキョロと
首をまわす。

そしてあたしのほうを見て、
壇上のマイクをつかむと
指をさしてきた。


なんか嫌な予感がする。


「花岡すずか!俺はまだ諦めてないからな。それと立花海斗!絶対にお前には負けへんから。」



ドヤ顔をしながら満足
そうに笑う夢花拓海。


マイクを使って言うから
体育館じゅうにひびき渡る。

それと同時にあたしと海斗は
みんなの注目をあびる…




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