あたしの俺様執事様。
これでまたあたしは
学園一の嫌われ者に一歩
近づいたかな…。
ほんとーに、めんどくさい。
「は…はあ…」
あたしは困ったように
返事をした。
でも海斗は、
壇上にむかって拳を向け
夢花拓海を見ていた。
「すず…どゆことなのっ!?」
なにも知らない望は
興味津々に聞いてくる。
「今度…話すね…。」
海斗は一言も
言葉は発していなかったけど
二人の間にビリビリと
火花が散っているように
見えたのはあたしだけかな?
こうして嵐のように
悪魔との生活に幕を
閉じたのであった…。