あたしの俺様執事様。




あたしは着替え室に
おいてきたプレゼントの袋を
あさってみる。

ひっくり返しても
なんにもでてこない。

ほんとに忘れたのかな?



「ねえー…ないよ?なにを取り忘れたの?」



「いいから…。あ、ポケットんなかとかは?」


なんだか恥ずかしそうに、
わざとらしく言った。


「んう…。」


自分のポケットに手を
入れてみると、
なにかが入っていた。

それを取り出してみると
ハートの小さなボトルに
はいった香水らしき
ものだった。



「これ…」

「安いもんだけど、俺からのプレゼント。」





さっそくあたしはふたを
あけて、手首につける。

すごくいい香り…






「海斗…ありがとう!あ、じゃああたしからも…」





海斗の手をひき、
ソファに座らせる。

そしてあたしはプレゼントを
取り出し、海斗に渡す。




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