あたしの俺様執事様。
華恋ちゃんの後ろには
すごく優しい顔の
おじいさんがいた。
めっちゃお嬢様…
なんだろうなあ…。
放課後になっても
教室はにぎわっていた。
華恋ちゃんとみんなが
話しをしているからだ。
華恋ちゃんは笑顔が可愛く
喋り方も可愛くて…
まるで人形みたいだ。
「可愛いなあ…」
あたしにはないものを
たくさん持っている
華恋ちゃんに憧れる。
でも望はすごく渋い顔をして
華恋ちゃんを見つめた。
「あの子…危ないよ。気をつけたほうがいいと思う。」
「え、どこがあ?天然そうだし、すごい可愛いじゃん!」
「演技に見えるの…あの笑顔が」