あたしの俺様執事様。



「いっいやぁぁっ!!」


あたしはいきおいよく
起き上がって
体を丸くちぢこませた。



「あら、起きちゃったわ。」



そこにはあの女子と三人
その執事らしき三人がいた。


あたしは怖くて…怖くて。
震える足を踏み締め、
ふらふらとしながら
入り口へと逃げる。


でも、執事の一人が
あたしの腕を掴み引っ張る。


「逃げちゃ困るな?お嬢様。」


すると、下にひかれた
マットの上にあたしを
突き飛ばした。


「この写真、ばらまかれてもいいのかしらぁ?」


その写真にはあたしの
恥ずかしい姿が
写されていた…。


「いっいや…」


「じゃあ大人しくしなさいよ、ブス。」


ニコッと怖い笑みを
うかべた女子の三人。



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