あたしの俺様執事様。



「ありえなぁい…」

「ちっ…」



小声で悪口が聞こえる。
あの…バリバリ聞こえて
るんですけど?



女の子たちは肩をおとして
周りから去っていった。


あたし…頑張ったよぉっ!




…ってあれれ?
なんか海斗の顔が赤い。

照れてるのかな?


あたしはそんな海斗を
じーっと見つめた。


すると海斗は頭をガシガシと
かきながら


「あほ…あんま見んじゃねぇ…」


と小声でいった。

照れてる海斗は新鮮で
あたしもなんだか
ほわほわとあつくなった。




< 38 / 180 >

この作品をシェア

pagetop