あたしの俺様執事様。
あんなに長い間、
特訓したダンスだったけど
踊ってる時間はたったの
10分間だけで。
あっとゆうまに終わった。
「でわ、1時間後にベストペア賞を発表いたしますのでそれまでパーティーをお楽しみ下さい。」
1時間…
1時間後にはあたしと
海斗が一緒にいれるかどうか
決まっちゃうんだね。
なんか緊張してきた…。
「望、どうだったぁ?」
「すずたちには負けるぅーっ」
アハハと笑いながら一言。
「あんなみんなの前でキスしてーっ。ダンスいつもより上手いし…海斗くんのキスは魔法なのかな?」
望はそう言った、
魔法のキス…か。
そうだったのかもね?
ってゆうかキス
見られてたんだー、
恥ずかしすぎるよおーっ
顔が赤くなるあたし。
そんなことを話してる
うちに1時間たった…。
「でわ、ベストペア賞を発表していきますっ!!!」
ドキドキ――。
「まずは特別審査員賞です。特別審査員賞は…。篠原様、相楽様ペアです。」
篠原って…
さっきの…。
「篠原様か。すげぇじゃん」
海斗が言った。