あたしの俺様執事様。



あっとゆうまの放課後―

もうあたりは暗い。
そんな中で
あたしと海斗は
学園内の庭のベンチに
座って星をながめてた。




「ねぇ…海斗?話しがあるんだ。」


あたしは静かにあたしは
話しはじめた。


「ん?どうした?」


いつもと違う、
すごい優しい海斗に
あたしはドキドキしてる。


「あっあのねっ!!あたしねっ…海斗と離れなくていいの、すんごくうれしいんだよ?」


てんぱるあたしの目を
じっと見ながら。
うんうん、と海斗は
うなずいて聞いている。


「なんで嬉しいかって言うとね…あたしね…海斗のことが…んっ!?」


いきなりあたしの口に
海斗の人差し指が触れる。


「待て。俺から言う。」


えーっ…
あたし超頑張ってたのに!!

なんなんだよー
タイミング悪いっつの。

ばかばかばかぁ…。


「ダンスのとき俺が本気だったのも。いきなりキスとかしちゃうのも。全部全部…俺はすずかを一人じめしたかったからだ。」


…ほえ?
いまいちわからない。
それってもしかして…?



< 64 / 180 >

この作品をシェア

pagetop