あたしの俺様執事様。


そんな海斗が
口をひらいた。


「…離れてください。」


待ってた言葉。
でも、そんな言葉なんて
おかまいなしに
かんなさんはくっつく。



「お願いがあるの、すずかさん?」


「へ?」


「あたしたち二年の寮、いま水道工事してるから入れないの。だから住むとこなくて…実家も遠いし。すずかさんの寮に泊まらせてくれるかな?」


「はぁ!?わけわかんねぇ…」



あたしもびっくりだけど
海斗はもっとびっくりみたい。
だって、執事言葉じゃ
なくなってるもん…(笑)


ってゆうかなんで
あたしたちのとこに
居候なわけ!?

他に友達いないの?
わけわかんないっつーの。




なんて言えるわけない。


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